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help RSS サイエンスカフェ in 静岡:世界がダイヤモンドで満ちていないわけ

<<   作成日時 : 2010/01/29 07:07   >>

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 忙しすぎて、もう何をやっているのか自分でも分からなくなってきちゃいました (*_*)
 気分転換が絶対必要〜!
 折良く、昨日はサイエンスカフェ in 静岡の「開店日」♪ 

 今回の講師は静大理学部名誉教授の相原惇一先生で、タイトルは「芳香族化合物はなぜ安定か」。前回はシリコーン、ケイ素の化合物のお話しでしたが、今回は炭素の話。周期表の上下にならんでいても、だいぶ様子は違いそう・・・
  固いタイトルで、静岡の新聞には「一般にはとっつきにくテーマ」として紹介されていた回でしたが、行ってみてビックリ。今回も100名以上は居そうです。
 「難しそうだから止めておこう・・・」ではなく、「難しそうだけど何だろう?」ということみたい。
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 ベンゼン、「亀の甲」に例えられる正六角形の環状の分子は化学の象徴的な存在ですよね。なかなか壊れない「安定」な物質です。安定だからこそ、いろいろな場所で見つかるし、利用もされてきたわけです。
 (配布されたパンフレットを撮影して、一部使わせて頂きました↓)
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 ところが、それが何故に他の物質より安定なのか、理論的な裏付けは無かったらしい。それに答えたのが相原先生ということで、その業績により「日本IBM科学賞」、「日本化学会賞」を受賞されているとのこと。
 これが、IBM科学賞。審査委員長が福井謙一(ノーベル化学賞)、審査委員も江崎玲於奈(ノーベル物理学賞)を始め、そうそうたる面々。達筆すぎて読めない人も居るけど(笑)
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 ベンゼンの安定性の理由はかなり難しくて、こんな式を使って説明が出来るそうです。鎖状のものを環にするとエネルギーが低下することを数学的に示してあるようなんですが・・・ まあ、これについては相原先生も「分からなくても構わない」ということでしたので ^.^;
 さしたる予備知識も無しに、長い時間をかけて追求してきたことが簡単に分かるはずもありませんが、それでもその「追求してきた」ということは伝わります。
 参加者には中学生、高校生も多かったですが、先ずはこういう世界があるということを知るのが肝心かと。私には手遅れの感が強いけどね (^^ゞ
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 ベンゼンを含む化合物は、安定であるため、地球上だけじゃなく宇宙にもあまねく広く存在しているそうです。
 スライドに示されているのは、おおぐま座と一角獣座の星雲の写真。このように天体の発光の色(波長)を解析すると、その中にベンゼン環が存在していることが分かるそうな。
 しかも、天の川周辺の星の発光と自動車の煤のものがよく似ているというから面白い。
 それを発表した論文のタイトルは「Auto Exhaust Along the Milky Way!」つまり、「天の川沿いの排気ガス!」ですな。天文学者のジョークでしょうけど、面白い。
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 これは各国語で書いた「ベンゼン」。中でも面白いのが中国語で、一文字です。草冠に「本」の一文字でベンゼンを示すそうです。中国では主な化学物質には1つの漢字を当てるそうですが、「本」の発音が「ベン」らしく、そこからこの字が生まれたとのこと。さすがは文字の国! 
 (これも配布されたパンフレットより引用致しました↓)
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 最後に、この記事のタイトル「世界がダイヤモンドで満ちていないわけ」ですが、もし炭素に芳香族性が無かったり、少なかったりしたら、芳香族性の炭素から出来ている黒鉛(別名はグラファイト)よりも、ダイヤモンド(同じく炭素で出来ているけれど、芳香族性はない)の方が安定になってしまう。そうすると、地球も宇宙もダイヤモンドだらけになっちゃいますよ、ということ。固すぎて、さぞかし困るでしょうねえ。
 ・・・芳香族性は大事です(笑)

 次回のサイエンスカフェ in 静岡は2 月 19 日(金)。講師は静大理学部生物学科の木嵜暁子先生で「植物油のはなし」。
 その頃までに仕事も一段落していると良いんですが・・・^.^;


サイエンスカフェ in 静岡
会場:ペガサート6階
所在地:静岡市葵区御幸町3-21
主催:静岡大学理学部
公式サイト:http://www.shizuoka.ac.jp/rigaku/sciencecafe/
*大概は毎月の最終木曜、18:00-19:30(日程は変わることがあるので要チェック!)
*無料・申込不要

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
忙しいのに、ブログにコメありがとうございました。
忙しい時ほど、息抜きは、必要ですね。
サイエンスカフェ、彩季堂さんだからこそですね。
私では??かえってストレスになるかも〜(笑)
みーたん
URL
2010/02/02 21:05
みーたんさん
知らなかったことを知る楽しみは大きいです。食べ物でも、花でも、野菜でも、芳香族化合物でも(爆)

今週の日曜日は休めそうな気がします。
といいますか、もう休まないと身が持たない・・・^.^;
彩季堂
2010/02/03 16:53
話が違いますが、
臨済寺 公開講座(静岡市)
http://www.myoshin-zen-c.jp/event/syuto_information/index.htm
なんてのも行われているのですね
静岡、うらやましいです
NAO310
2010/02/24 00:40
NAOさん
情報、有り難うございます!
1回目の2月26日のは忙しくて行けなかったのですが、2回目はひょっとすると時間が取れるかもしれません・・・
生物学と仏教・・・面白そうなテーマですね。

--------------
第二回 「生物学と仏教」
【日時】 3月26日(金) 午後1時〜午後3時
【講師】 佐々木 閑 先生(花園大学・仏教学者)
【講師】 斎藤 成也 先生(国立遺伝学研究所教授)
彩季堂
2010/03/02 12:54
昨年のダライ・ラマの来日公演でも“「科学」と「仏教」の会話”がテーマでした
仏教はヒンズーの影響をうけた宗教としての側面は別として、根本は唯物論により近いような感じがします
科学や医学と相性が良いのかもしれません
NAO310
2010/03/04 13:06
NAOさん
「科学の子」として教育を受けてきた身として,宗教は100%は信じられないのですが、仏教には現世を生きる知恵・哲学として大きな魅力を感じます。ガリレオを認めたバチカンなんて例もありますし、現代の宗教家は努力して科学との共存を模索しているように見えます。
もっとも仏教にも信じるものは救われる、とにかく信じろ式のもあって(仏教原理主義?)、このタイプのはキリスト教原理主義、イスラム教原理主義同様にあまり好きになれません・・・ 
オームだって仏教の末裔だったわけで、「原理主義」的なものには原理的に反対です(笑)
彩季堂
2010/03/04 17:27
「とにかく信じろ式」の一隊はどの大宗教の中にもあって、それらはどれも「科学との会話」には応じないでしょうね
禅宗のお坊さんは、人々を最も苦しめるものの1つは宗教です、とも言ってました
NAO310
2010/03/05 11:29

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